ウェアはスキー場でレンタルできるところが多いです。
とはいえ、レンタルウェアではサイズが合わなかったり、防水性能が落ちてしまっていたり、何よりデザインがダサかったり…。こうなると、せっかくの楽しい一日が台無しになってしまいます。
初めてのスノーボードを目一杯楽しむために、ウェアはあらかじめ準備していった方がいいでしょう。
今回はどんなウェアを選べばいいのか、そのポイントをまとめました。
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もくじ
失敗しないスノーボードウェア選びのポイント
スノーボードウェアを選ぶポイントは大きく分けて2つあります。
- 機能性
- デザイン性
スノーボードウェア選びでありがちな失敗は「デザインだけで決めてしまう事」です。
スキー場は思っているよりずっと寒く、ましてスノボ初心者であれば滑っている時間よりも雪面に座っている時間の方が絶対に長いです。
「冷たい→寒い→つまらない」
スキー場で快適に過ごせるために最低限必要な機能性を持ったものから選びましょう。
防水性能
防水性能で見るべきポイントは「耐水圧(耐水性)」です。
商品の説明に「耐水圧○○mm」と書かれていることが多いです。というか書かれていない商品は手を出さない方が無難だと思います。
耐水圧の目安としては10000mmもあれば、スキー場のコンディションがよほど悪くない限り問題ないと思います。
防水性能と撥水性能
「防水が効かなくなってきたから防水スプレーで…」という声をたまに聞きます。
これ聞くたびちょっとモヤモヤしちゃってます。
というのも市販の防水スプレーの多くは表面に撥水性の膜を吹き付けています。従って、防水スプレーという名前だけど実際には撥水スプレーなんです。
防水と撥水って違うの?っていう話なんですけど、厳密には違います。
防水はある程度水圧がかかっても水を通さないのに対し、撥水は表面で水を弾いてコロコロするだけで水圧がかかれば水は染み込んできます。
なので防水スプレーをかけても座れば水は染み込んでくるし、あくまでもその場しのぎぐらいにしかなりません。
防水が効かなくなったら新しいウェアに買い替えを検討した方がいいと思うなーというのが私の考えです。
通気性
スキー場は寒いです。
とはいえ、スノーボードはなかなか激しいスポーツで、特に始めたばかりだと余計な力があちこちにかかり、たくさん汗をかきます。
そうするとウェアの中は汗でビショビショに…。
そこで大事なのが「通気性=透湿性」です。
防水加工をすると水を通さなくなるので汗で蒸れてしまいます。このとき湿気だけを通すことで内側から出た汗・蒸気を外に逃がしてくれます。その性能を数値化したものが透湿性です。
5000g/㎡/24hrs以上あるとかなり快適に滑ることができると言われています。
ちなみに私は2000g程度のウェアを着ています。汗をかくと多少むれますが、しょうがないと思っていますw
GORE-TEX(ゴアテックス)について
スノーボードウェアを見ていると「GORE-TEX」というタグがついていることがあります。
これはゴアテックスという素材が使われていますよーということです。
ゴアテックスは耐水圧45,000mm以上、透湿性10,000g/㎡/24hrs以上と防水性・透湿性に優れた素材です。
もちろん価格は跳ね上がりますが、この素材を使っているウェアであれば初心者でも上級者でも快適にスノボライフを送れることは間違いありません。
ただし高いです。(大事なことなので2回目)
動きやすいサイズ感
サイズは少し大きめをゆったりと着るのがオススメです。
ピッタリだとちょっとダサいという見た目の問題もあるんですが、それよりも大事なのは動きやすさです。
スノーボードは膝や腰を曲げた姿勢で滑ります。そのため、普通に着たときにぴったりのサイズだと滑るときに突っ張ってしまい滑りにくくなってしまいます。
試着時には少し大きめでサイズを選び、屈伸して突っ張らないか確認しておきましょう。
ネットで購入するときはモデルさんによるサイズ感が載っているので参考にしましょう。
その他ウェアに求める機能
フード
フードは必須です。
風や雪が強い時にはフードの有無で快適さが全く違います。
フードがないウェアはないかもしれませんが、もしフードの有無で悩んだらフードありを選べば間違いないでしょう。
パウダーガード(上下)
パウダーガードも必須です。
パウダーガードは雪の侵入を防ぐもので、ウェアの上と下それぞれについているのが望ましいです。
パウダーガードがないと、こけた時など背中に冷たい雪が入ってきちゃいますよ。
ハンドゲーター(リストゲーター)
ハンドゲーターとは手首周りの雪の侵入を防ぐ機構です。
正直あってもなくてもどちらでもいいといえばいいのですが、初心者はとにかく転びます。とにかく雪面に手をつきます。
そんな時に大活躍してくれるので、最初の1着はハンドゲーター付きのウェアを選ぶのがいいと思います。
ベンチレーション
ベンチレーションはウェアの通気性を高める小窓です。
ジャケットは脇下、パンツは太もも周辺についていることが多いです。
特に晴れの日は暑く、ウェアの中は汗だくなんてこともあります。そんなときはベンチレーションを利用してあげると涼しくスノボを楽しむことができますよ。
パスケース
パスケースは現地で必ず必要です。リフト券を入れておくためです。
ウェアに付いているとパスケースを別途用意する必要がなくなります。
袖に付いていたり、裾の裏に付いていたりしますが、私は袖タイプが楽で好きです。
付いていなかったら買えばいいだけなので優先度はかなり低いです。
デザイン
デザインの優先度は決して高くありません。
ですが、やはり気に入らないデザインでは滑りに行く気がしなくなるもの。お気に入りのデザインの1着を探しましょう。
デザインはそれぞれ自分の好みなので好きに選んでもらって構わないんですが、2点だけアドバイスを。
- 思い切ってド派手なデザインでもゲレンデは普通。
- 白は背景に溶け込んでしまうので避けた方がいいかも。
私は蛍光色の黄緑っていうなんとも言い難いウェアを着ていました。他の人と被らない色を選ぶと、ゲレンデで友達に見つけてもらいやすいですよw
オススメのメーカー
BURTON(バートン)
安定のバートン。
ウェア以外にもスノーボード関連アイテムはほぼ全て出してるんじゃないでしょうか。
私はバートンのブーツを愛用しています。
上から下までバートンで攻めるのも全然ありです。ちょっと高いけど品質はお墨付きです。
ちなみに上の商品はジャケットだけです。上下揃えると10万とか普通に超える世界です。高いです。
あと地味。全然地味です。
VOLCOM(ヴォルコム)
ちょっとおしゃれなヴォルコムさん。
ヴォルコムのすごいところはジャケットとパンツをジッパーでつないでしまう点です。これにより、転んだ時の雪の侵入をシャットアウトです。
ただここも上下揃えるとなるとかなりお高い…。もちろん上の商品はジャケットだけです。
DC(ディーシー)
DCはお馴染みのアパレルメーカーなのでスノーボードをしない人でもロゴを見たことあるという人は多いと思います。
大きなロゴはゲレンデでも目立つオシャレウェアです。
PONTAPES(ポンタペス)
多分スノボかじってる人から「どこだよ!?」ってツッコミが入りそうなメーカー。
それでも上下セットで1万円台で揃うというお手軽ブランドで、かつ私の中では必要な条件が全てそろっているという。
デザインもかなり豊富に選べるので最初はこの辺から始めてみてはいかがでしょう。
まとめ
ちょっと長くなりましたが、デザインも大事だけどそれ以上に機能性を重視してねってお話でした。
ご静聴ありがとうございました。